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知らないこと、わからないこと

 学校では、今までの『知らないこと』を学習します。また、学習塾でも『知らないこと』を学習することができます。情報技術の進んだ現代では、いろいろな手段により『知らないこと』を学ぶことができます。このように『知らないこと』を教える手段は多くあり、『知らないこと』を学びたいと考える子どもたちは多くいます。

 しかし、学習を開始すると、『わからないこと』が出てきます。そのため、学習に苦しみ、学習が嫌になります。わかるようになれば、次の『知らないこと』の学習へとスムーズに進むことができるのです。『わからないこと』をわかるようにすることが最も大切なことです。

 学習塾に期待されていることは、『わからないこと』をわかるようにすることでしょう。ところが、その期待に反して、多くの学習塾は『知らないこと』の学習に力を入れています。その証拠に予習授業をしています。なぜ、そのようなことになっているのでしょうか。その理由は大きく2つあります。

 一つ目は、学習塾側が主導権をとるためです。予習授業することで、進学塾に見えます。優秀な生徒に対しても、知らないことを教えることで、優位性が持てます。できない場合は、有名講師の映像授業を見せるのです。その逆に、学校の課題は教えません。教えられないのかもしれません。授業後の質問という形で対応するかもしれませんが、責任を持たないし、ときには、一旦預かり解答するかもしれません。(入試では時間内に答えられないと不合格ですよ。)模範解答の無い問題は解きません。英語の長文は訳しません。できません。

 二つ目は、生徒、家庭の意識にあります。多くの子どもたちは、新しいことに飛びつきます。やってみて、できればいいですが、できないと諦めます。できなかったことをできるようにするためにすることを嫌がります。。また、『知らないこと』を教えてもらうことにお金は必要と考えます。ただ、現代では方法はいくらでもあり、自ら学習することも可能です。ところが、『わからないこと』を教えてもらうことにお金を払わないのです。質問は無料と考えているのです。そして、勉強のやり方などと言えば聞こえはいいが、結局は、学習塾を勉強させる場所と考えているのです。だから、家庭で勉強している姿を見て喜び、一人でできるようになったと勘違いするのです。

 以上、多くの学習塾が『知らないこと』の学習に力を入れている理由です。

 『わからないこと』をわかるようにしましょうよ。

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